スピリチュアルメッセージ from 寺尾夫美子

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子がお届けする導きからのメッセージ

動画メッセージ/震災後スピリチュアルヒーラーとしてできること

【動画】寺尾夫美子のスピリチュアルメッセージ 2012年3月11日

震災後、スピリチュアルヒーラーとしてできること。


《動画要約》
被災した人の気持ちを思うと、スピリチュアルヒーラーとして癒しに行ってあげたいという気持ちにはなれません。
それは、私にとって、私の父が亡くなったときが人生の中で一番の痛みでしたが、私は父が亡くなったとき、誰にも触れてもらいたくなかったからです。ものすごく大きな体験をした人は、誰にも知られたくないし、触れられたくないし、人に癒されたいとも思わない。ただその体験を共有した人と一緒にいることだけしかできない。
触れないで静かに待つ。祈り、思いを注ぎ続けることが被災した人に対してできることだと、3.11以降、私はしてきました。
だから被災地へ応援しに行こうという気持ちにはなれませんでした。
被災地へ行った人達はよく、逆に元気をもらったと言っていますが、本当にそうなのかな?と思います。
被災した人たちは、ひとりになったとき、ズーンという重い気持ちを味わっているだろうと思います。
テレビでも、息子家族全員亡くしましたという話など、聞いてられないくらいの大変な悲しみの深さがあります。
だけど、みんな耐えてるんです。だんだんおりが降りるように消えて行く、消えきらないだろうけど、収まっていくのを耐えているんです。
そんな人達にヒーラーとしてできることは、癒しに行きましょうということではなく、私の思うヒーリングとは、ただ見守る。愛と光を注いで祈りを送る。ということだと思い、それをしてきています。

私が注目するのは、いつのときでも何かが起こったときに、原因に対して注目します。個人セッションでも皆さんの人生の中で起こっているさまざまな問題、何をしたらいいか分からない。どのように生きたらいいか分からない。自分はこの仕事に向いているのか分からない。この結婚失敗したのではないか。というようにいろんな人生の問題にに対して、どうしたらいいか分かりませんという相談で、魂の導きが欲しいと来られますが、では、これが答えですよというのが私の仕事の目的ではなくて、それらの問題に対して、その人が自分で思いつかないということ、どうしたらいいかが分からないということが一番の問題で、だから、結婚も仕事もいろんなことに自分で決断できなくなっていることが問題なのです。人生のいろんな問題に対してひとつひとつに注目するのではなく、そういう問題をつくることになった一番の原因に対して注目するのが、私が取り組んでいるところです。
表面ではなく、「根」はなんなのかという見方をするのです。
3.11の被害が甚大で今も苦しんでいる原因は、なんなのかというと、私は原発だと注目をしています。
人間が持つ力のないものを持ったことが原因なのではないかと思っています。
原発であり、脱原発ではありますが、電気は要ります。自然エネルギーに変わることを望んでいますが、
経済を考えると原発再稼働が必要だと言われる方もいらっしゃいます。電気は必要であることは十分に理解しつつ、私は原発は止めてほしいと主張していこうと思っています。

人々が何に関心があり、何に注目しているかは、その人それぞれの魂からのメッセージだと思っています。
私はここに能力を発揮できますという魂からのメッセージです。
震災にはたくさんの種類の解決しなければならない問題があります。
その中で、自分の注目することに対して活動していくことが、魂から送られたメッセージなのです。
人それぞれが関心を持ったことをやっていくことが大切なのです。
何よりも大切なのは、自分がいきいきとして、オーラが輝いて、エネルギーを溢れさせていることです。
そして静かな状態になったときにヒーラーはただそこにいるだけでヒーリングを起こせるのです。
何をしなければいけないということではなくて、まず自分をまっすぐに立てることです。

もうひとつお話したいのは、個人セッションに来られた方ご本人の了承をいただいてお話しますが、
先日、東電の下請け会社にご主人が勤めていらっしゃる方がいらっしゃいました。
世間の冷たい目と自分自身の罪悪感から、ご家族、ご本人とも心底疲れ切って、家族が真っ暗になりどう抱えていったらいいか悩んでいらっしゃいました。その方の魂を導いている方々のメッセージを聞くと、
「人間が手に負えない物を扱ったことが原因」ということでした。
そして失敗して世界に拡げてしまった。これをどうやって終わらせて行くのかということに大きな責任のある時代に3.11以降世界は変わったわけです。原発を終わらせるという方向に世界は変わったのです。(推進の立場を崩さない国もありますが)
今回、物理的に責任を負うのは東京電力です。しかし、東電だけに責任があるのではなく、使ってはいけないものを掘り起こして使い始めた人間に責任があるのです。
「ホピの予言」という本があります。1992年頃に出会いました。
映画化したのは、ランド・アンド・ライフの宮田雪監督です。
ご存命の時に、上映したいというお話をしたら来てくださって、フムアルフートのある世田谷区用賀で上映会をしてくださいました。
ホピ族が代々守ってきた土地にはウランの鉱脈がありホピ族はその土地を守ってきたのですが、アメリカはホピを移動させ、ウランを掘り起こしました。(このウランを使った原爆が広島、長崎に落とされた)
ホピが守る母なる大地を傷つけて掘り出してはいけないという予言があります。掘り出したら人類は間違った方向へ進んで歩む。
そして、この間違いを終わらせていくのが人間の責任だ。というのが、個人セッションにいらっしゃった方の導き手のメッセージです。
誰もが責任者です。
自分の観点でいいので、真剣に考えていくのが、3.11のメッセージだと思います。

「あなたの助けを必要としている人に、あなたの手がすぐ届く人に手を差し伸べなさい。それが、私のお手伝いになるし、世界平和につながります。」とマザーテレサに言われました。
自分の身丈にあったことをやりなさいと言われたと理解しています。

今日はたくさんの祝福が送られてきています。
こんな日に祝福と思われるかもしれないですが、1年良く頑張ったという祝福だと思ってもいいし、
大地が鎮魂されて他界した皆さんが天に帰る導きだと思ってもいい。
この光をどんどん受け取ってください。
そうしたらまた明日、この時代に生まれた自分が何をしたいか、自然に思いついてやりたいなーと思うから。