スピリチュアルメッセージ from 寺尾夫美子

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子がお届けする導きからのメッセージ

かおりが抱えていたもの

fumalhut72016-07-18

今年に入った辺りから、シニアインターンのかおりの調子が悪く、ちょくちょく霊障を思わせるエネルギーでやって来ていました。
その都度、対処法を伝え、本人も懸命に取り組んでいたのですが、春を過ぎても一向に改善されません。
それどころか、心の揺れが頻繁に起こるようになり、本人もどうしてなのかと苦しんでいました。
一人でやっているだけでは終わりそうにないと判断し、個人セッションを進めたのが先月の初め頃。
そこでお申し込みをすることを決められて、ようやくこの14日に、セッションを迎えることになりました。

かおりが到着する少し前に、早速霊体が1体飛来してきて、私に纏わり付いて来ました。
これがいたのかーと、しかしまずは追っ払い、かおりの到着を待ちました。

かおりが室内に入った頃には、その霊体は離れていき、別段浄霊するでもなく、かおりから離れていったように感じました。
さて、では何が、こんなに長期に渡ってかおりに影響を与えていたのか?

去年の秋頃から、かおりは得体の知れない自己嫌悪を味わうようになり、何をするにも自己否定に捕らわれがちになっていました。
真面目な人ですから、その都度内的な取り組みをし、リアライズウォーク合宿ワークショップに参加しては、その原因となる心の声に耳を傾けました。
クラスでも、様々な練習に積極的に取り組み、幼い心のままでいる部分を癒やし高め、せっせと進んでいました。
にも関わらず、一向にラチがあかなかったことから、個人セッションをすることになったのでした。

てっきり霊障のみかと考えて居たら、かおりが着席するなり顔立ちが変わり、四角い浅黒い少女の顔になりました。
色々と自分のことを語るかおりの言葉に耳を傾けつつ、その顔の少女があまりに今のかおりと違う造作なので、誰なのかと凝視していました。
その少女の顔にエネルギーを注ぎ続けると、次第にくっきりとしたアイヌ民族の衣類を身につけている姿が見えてきました。
それに合わせ、猛吹雪の雪山を、幼い二人の弟の手を引きながら必死で歩む姿が見えました。
少女が歩むその先には、少女の祖父である長老が、少女達の帰りを心配しながら待っている姿も見えました。

なるほど、この子は、大事な用事を申しつけられ、それを叶えようと懸命に進んでいたんだ・・・と分かります。
しかし、歩みは雪に阻まれ、とうとう力尽き、弟たちをかばいながら、「ごめんなさいごめんなさい、私には大事な仕事を果たす力がありませんでした、私は信頼に値しない人間でした、どうしてこんな私を出来る子だからなどとお祖父さまは選ばれたのでしょうか、私を選ぶべきではありませんでした、どうか私を取り立てたり信頼しないで下さい、弟たちを守れなくてごめんなさい・・・・」と、命つきるまで謝り続ける様子が見えました。

見えた通りをかおりに伝えると、全身を震わせ号泣するかおり。
そして、不意に、「そう言えば思い出しました。子供の頃、妹を抱いて布団をかぶり、“外は吹雪、でもこうしていれば安心だからね”と、よくそんな遊びをしていました。」と語るかおり。
あーそうですね。
子供の頃は、過去生の記憶が鮮明なので、意味も分からず再生することが良くあります。

何もかもを納得したかおりは、急に呼吸がとても深く入りましたと言って、今までに無い晴れやかな表情になりました。
これが原因だったのですね。
繰り返し繰り返し、自分の力のなさを悔い嘆き死んでいった過去生の最後の記憶は、こうやって来世になっても心の中に深く根ざしているのです。
ただ、それも、これまでずっと現れていたのではなく、かおりが自己改革に取り組み、心を磨き、エネルギーを高めていったことによって浮上し、ようやく癒やせるときが訪れたのです。

自分には、別段大きな心の問題はないと考えて居る人でも、深い問題は、心磨きを続け、ある程度の成長が進んでようやく浮上する場合の方が多いかも知れません。
かおりにとっては、今がそのとき。
そんな大切なときに、そばにいてあげられて良かったなと思う私でした。

その翌々日、クラスにやって来たかおりは、見違えるほど堂々としていて、今まであった無駄な控えめさが消えていました。
とても自信に溢れているように見えました。
お腹の中がスッキリとして、ただただ気持ちよく自分を感じていられると喜んでいました。

さて、吹雪の行き倒れには、実は続きがあって、翌朝探しに来た人達に見つけられた3人の内、一人は助かったのです。
一番小さい弟が、二人の内側に入り、外のかおりともう一人の弟が凍死していました。
その助かった弟が現在の実の妹さん。
セッションの当日、ここまでの“配役”をかおりには伝えないままでいたのですが、クラスの日に改めて伝えました。
多分、妹さんは、一生お姉さんを護りたいと考えておられると思いますよーとかおりに伝えると、確かにそのような深い信頼を感じると言っていました。

そして、かおりと一緒に亡くなったのは、インターン仲間のかおるでした。
それを聞いたかおるが、にわかに泣きそうになって「数年前の北海道で起こった吹雪の日の親子凍死の事故が、心に突き刺さって、何ヶ月も心から離れませんでした・・」と語るではありませんか。
あ〜やっぱり、覚えているみたいです。
あの出来事は私もとても切なく苦しくて、いつまでも心から消えなかった、心に痛い事故でした。
ただ、過去生の出来事と似ていたとしても、癒やされて終わっていれば、感情が強く動くことはありません。
かおるの感情がこれほど動くと言うことは、次はかおるの過去生も癒やさなければならないですね。
ちょうど、来月のエキスパンションクラスのテーマが「デスメッセージ」。
現在に影響を与えている過去生の、最後の覚悟の言葉を呼び出し癒やす目的です。
たくさんのエネルギーが必要になるため、次回は力強いエネルギーが溢れる八ヶ岳で行う予定です。
自然な流が、かおりとかおるのこれからを解放するため、このようなことが起こっているようです。
*この内容は、ご本人承諾の上綴っています。


こんなこと、スピリチュアルな世界観を理解していなければ解決できなかったことでしょう。
だからこそ、これに依存する人が多いのかも知れませんが、このようにすんなりと解決できたのは、基本的な日常をきちんと整え、現実をしっかりと生きているからこそのことです。
それを忘れてスピリチュアルだけに心を寄せすぎると、地に足の付かない妄想主義になってしまいます。
スピリチュアルな理解を進めることは大切ですが、結果、人間関係が良くなり、仕事が充実し、生活が豊かになることが、私達人間の一番大事なことであることを、忘れてはならないと考えて居ます。

いつも皆さんにお伝えしていることですが、ヒーリングは、魔法のようにあっという間に問題が解けるワザではありません。
日常を、しっかりと地に足を付け、現実的にやるべきことをやり、きちんと行動を進めてこそ役に立つ方法です。
それを忘れること無く、魂の成長に心を向けていきたいと思います。
合掌。








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