鳳凰が舞うとき - スピリチュアルメッセージ from 寺尾夫美子

fumalhut72014-02-22

真央ちゃんのフリーの演技について、２月２１日夜９時のNHKニュースでは、『メダルよりも大切なもの』として報道された。
日本中が、あの一瞬に、その大切さに気付き、そして、それ以上のものを見つけた。
成功とか成果などは、かたちのあるもので現され、地位や名誉となる称号が贈られるものだと、ずっと、私達は覚えてきた。
ベストを尽くして努力してきた真央ちゃんには、ぜひ最高の栄誉である金メダルを勝ち取って来て欲しい。
誰もが、そう望んでいた。
が、ショートの失敗を通して、メダルに手が届かない見通しが立ったときから、私達は何かを探し始めていたのだろうと思う。
それを、私達に見つけ出させ、それこそが本物の価値あるものだと気づかせることが、真央ちゃんのお役目だったのかと、ようやくことの次第が見えてきた。
さて、その日、その時、真央ちゃんは、いつもの力強い真央ちゃんを取り戻し、たったの２日間で、自己信頼を失った人と自分を信頼している人と言う対極の姿を見せてくれた。
精神の弱さと、精神性の高さとを、たったの１日で、真逆の姿を現せるほど、やっぱりこの魂は凄い。
心の中心軸が微動だにしない状態となった真央ちゃんに、ようやく鳳凰が重なり合うことができ、代名詞であるトリプルアクセルの瞬間に、彼女と共に羽ばたいた。
その美しさ足るや、この世のものとは思えないもので、まさしく天から舞い降りた天使そのものだった。
青い衣装に縫いつけられた羽は、彼女と共に舞い続け、そのデザインが偶然ではなく必然であったことが分かる。
確かに、真央ちゃんは、大きなお役目を果たした。
その姿から発せられた崇高なメッセージを、私達は受け取ることが出来たように思う。
恐らくそのメッセージは、一人ひとりで微妙に違い、それぞれの立ち位置でしか分からない“物質的な価値”を手放すこととなったであろうと思う。
ある人には、人が作ったルールや制約に従うことへの不自由さであり、またある人には、手にしたいものが“人に見せるもの”ではなく、自身で感じることであると。
この日まで、その頂点を目指して努力を続けてきたアスリート達の誰もが素晴らしい。
けれど、その姿を通して、人の心に訴えかける力の大小は、やはり魂の役目の有る無しによるのかも知れない。
こんなに清々しい敗北はない。いや、それは、人間が作ったしがらみを通しての勝利と言うかたちを手放した者だけが、それが敗北ではないと分かる。
殆どの日本人が、“金メダルは取れなかったけど・・”などと前置きをしない。
ただただ、綺麗で素晴らしかったことを、湛える。
それは、世界に広がって、『メダルよりも大切なもの』があることを伝えた。
まるで3.11直後の時のように、一億２千万総出で、また一段波動が上がったのが分かる。
私達の国は、何かとてつもない不自由を手放したらしい。
それが何なのか、これからの日本人の姿を見ていれば分かるでしょう。
そしてそれは、勿論日本人だけではなく、その美しき気高い魂を見つめた人すべてが受け取ったことのはずだ。
魂が、喜びの波動を広げる年。
この年の始めに、このような大きなお役目を生きるために、あの魂は降りてきたのかと、そんな壮大な役目を携えてやって来ていたのかと、今さらながら驚かされる。
だから、あれだけの清らかさであったのかと分かる。
現世を生きていると、多くの“かたち”に縛られ、見えなくなってしまうことは幾つもある。
それを思い出させてくれたことに、心から感謝する。
そして、その魂を護り導いていた鳳凰のエネルギーが放つものは、こういうことなのかと、感じ入ることが出来た。
ありがとう！
浅田真央！！
あなたは、アスリートの中のアスリートだ。
日本の誇りとして、人々の心に永遠に湛えられる。
合掌。

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　スピリチュアルスクール２０１４年
『ヒーラー養成コース』アドバンス７５期　４月１２日（土）より。
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