スピリチュアルメッセージ from 寺尾夫美子

スピリチュアルヒーラー寺尾夫美子がお届けする導きからのメッセージ

祈りが守ってくれること

実家のあたりに、地縛霊がいました。
その霊は、生きている人に何かするわけではなく、生きていたときのままの生活を続けていました。
ただ、実家の庭から2階にかけてが通り道だったようで、いつも私の部屋を行き来していました。
部屋の前の廊下から、二階の兄の部屋までの階段を、しょっちゅう歩いていて、階段を上がっている音がすることがよくありました。

当時は、まさかそんな霊がいるなんて思いも寄りませんでしたし、霊が普通にどこにでもいるとは知らなかったので、ただ恐がるだけでした。
はっきりと誰かが階段を登っている。
そんな“トントン”と響く音は、私だけでなく兄も聞いていて、二人して部屋にいるときは、弟でも来たのかなとお互いが思い、そして誰もいないことに二人して驚きました。
家が木造なので、家がきしむ音だろう・・・・と、やり過ごします。

それが地縛霊だったと分かったのは、私がこのような仕事を始めて、霊的なことを師について学び始めたときです。
様々な霊障を学ぶ内に、実家での色々な出来事は地縛霊が原因だったのではと分かり始めました。
実際にそれを題材に指導していただくと、見えてきたのが古い家並みの中を生きている女性の姿でした。
畑があって、そこの道で、急に発作が起きて亡くなった人。亡くなったことを未だ知らず、当時のままの生活を続けていたのです。

その霊による霊障を、思い起こせば実家にいる間ずっと、私は受けていたことが理解できました。
夜眠れない。体が冷える。眠りにつき始めると急に興奮してきて目が覚める。
小さな音がきつく感じる。些細なことなのに心が強いダメージを受ける。
朝起きても、眠気がいつまでも続く。昼間でも急に眠くなる。
決意したことが実行に移しにくい。根気が続かない・・・・などなど。

自分は怠け者で、根性がないのだと思ってしまっていました。
しかし、実際に霊障から解放されてみると、とても根性があって持久力を持っている自分に出会います。
自分の中に重なり合って存在していた霊の意識や性格から解放されると、本当はもっと自由で意識の高い自分と出会うことができました。


霊などいないと否定することは簡単です。
でも、こういうことが当たり前にあり、多くの子供達が理由の分からない不自由さの中で自分を探していることに親が気がついてあげたらと思います。
怠け者なのではなく、理由があること。

私のクラスには、大人になってなお、自分の身に起こっている現象が受け入れられない方がよく来られます。
ヒーリングを通して霊障などを学んでいくと、幼い頃からの意味不明な疑問が、次々に解消されていくとおっしゃる方がたくさんいます。
恐らく、そのような体験があり、自分の経験からの対策を提案できる私の所へ、導き手からのご縁が結ばれたのでしょう。
しかし、それに取り組むのは自分です。
霊障を終わらせることも、成長することと同じ、本人の意志と決意によって実現されます。

受け入れられない方の多くは、自分にそんなことが起こるはずがないと思いこんでいるようです。
ですが、霊障は、日常茶飯事、どこにでもあり、誰にでも起こることです。

まずは、近づくお盆に、お墓参り、またはご先祖様に手を合わせ、命を繋げていただいたことへ感謝だけは捧げましょう。
祈ることが習慣になっていれば、そのような障害が避けられ、天からの導きも届きやすくなります。
天に祈りを捧げるその心が、自分を守りオーラを強くします。
どうぞ皆様が、そこに生まれた命に感謝を捧げられますように。
合掌。



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