魂が決める運命と寿命 - スピリチュアルメッセージ from 寺尾夫美子

fumalhut72013-03-04

父が亡くなったとき、主治医のミスで、出されるべき薬が出されていなかったと分かった。
それを服用していたら、こんな急に亡くならなかったのに・・・と、薬剤師をしている義姉が語っていた。
もし、私が飲んでいるサプリメントを父が摂っていたら、その病気にはならなかっただろうに・・・と、強く薦めなかったことを少し後悔した。
父が、もう少し食事に気をつけ、母の言うことを聞いていれば、そんな病気にはならなかっただろう・・・と、母が語った。
だけど、私達家族は、程なくして、「それが寿命というものだ」と理解した。
それが父の魂が選んだ運命なのだ。
魂は、還るときは潔い。
様々な偶然を織りなして、適当な時期を選んで還っていく。
だから、私達家族は、それが父の魂の意志だと尊重して、人生が幸せだったことを喜んだものだ。
さて、猛吹雪の中、子供に覆い被さって亡くなったお父さんのニュースを聞くと、胸が張り裂けそうになる。
私は全くの他人だけれど、もし・・・を考えずにはおられない。
それでもあのお父さんは、そのときを選んで逝くことにしたのかと思う。
子供の命を助けることができて、きっときっと満足だったろうと思う。
いやせめて、そう思って祈りたい。
私は、いつ、どうやって、還っていくのか知らない。
できることなら、静かなところで、“そろそろ逝くか・・・”と立ち去りたいと思う。
けれど、もし、ニュースで聞くような逝き方だったとしても、私の魂はその道を選んだのだと納得して逝くと思う。
出来る限り、精一杯、幸せな逝き方を望む。
だが、違っても、それが私の魂が選んだ道なのなら、きっとそのとき、私は満足して逝くだろうと思う。
だから、どんな逝き方をする人にも、その魂の選択を尊重して祈りたいと思う。
合掌。