たとえばカレーを煮込んでいるとすると、鍋が煮立ってくるまでひとときある。
次第に表面がボコボコとしてきて、具材が鍋の中で上がったり下がったりする。
そうしているうちに、具材の灰汁が出て来て、それをおたまで丁寧にすくい取る。
この作業を怠ると、苦みやえぐみが残って、旨味を損なうことになる。
今、まさに、この灰汁取りの時期に突入している。
今月、私達は、自分自身の行いの結果を、ボコボコと煮立て、底から出てくるエゴや抵抗などの“灰汁”を、せっせと取り去る作業を迫られているはずだ。
我慢がならないけれど、どこかで引き時を決めて、潔く手放さなければならないことがある。
感情的にしこりが残ってはいるものの、いつまでもぐずぐずとそのことに囚われていると、これから先の未来を曇らせる。
それが分かっていれば、今はテキパキと自分をさばき、未来に持ち越したくない思いは、どんどんと手放して、時間の彼方に置いていけばよい。
秋分の日を境に、灰汁取りを完了させていよう。
後は、綺麗になったスープが、料理を最高の味にしてくれる。
この数週間、得体の知れない後悔や抵抗が浮上し、なんともならない思いに四苦八苦している人が多いのではないでしょうか？
それは、今のこの時、秋分というエネルギーシフトを迎え、そこを通過するための自浄作用だと捉えましょう。
ここは踏ん張り時です。
そして、このとき、感情的な執着こそ、一番に手放しておきたいのです。
仕上げは今月末に、秋分を境に持ち越しが少なければ少ないほど、明るく心地良い明日がやって来るでしょう。
自分自身だけのことならば、静かに心が静まるのを待つのみ。
人がらみのことは、引き時を見誤らないことです。
しっかりと見極め、魂の波長が合うハーモニーのレベルを維持できる人々との関係を大事に進みましょう。
ぐつぐつ煮込まれるのは、後少し。
しっかりと進みましょうね。
合掌。
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