人々の「素」が表に出ると言われて、あれから数年。
今年の日本を見ていると、いつの間にか多くの人が以前なら口にしなかったようなことを言っている。
かつては、人のお給料がいくらかと聞いたり、家賃はいくらかなどと聞くことは下品だと言われていた。
それが、何のためらいもなく、聞かれたり噂されたりするようになり、それを見聞きするのにももう慣れた。
更に、アセンションに関連して、人々の、また魂の「素」が表に出てくると言われ、その現れ方が次第に見苦しいほどになった。
これほどまでに自分の価値観だけで物事を決めつける人が表立っている時代はあったのだろうか?
とても日本の民族性に古くからある価値観とは思えないけれど、これが国際交流の姿なのでしょうか。
自分を主張しない日本人。
自分を見せない日本人。
自分より人の都合に合わせる日本人。
自分より他を重んじる日本人。
そして、
自分を大事にしない日本人。
自分を卑下する日本人。
自分が我慢すればすべてが丸く収まると思い込んでいる日本人。
そうやって、自分を見失った果てに、逆ギレしたみたいに感情を噴出させる。
耐えて押さえたあらゆる感情を、手当たり次第に口にする。
体験したそのときに、その都度付き合ってこなかった感情には、どれが当然の主張でどれが見直しが必要な幼い感情なのか区別が付かない。
傷つき苦しんで来た人が、スピリチュアルな理解に出会い、自分を解放しようとするときに、最初に戸惑うのがこの部分なのです。
今、国を挙げてこの取り組みをしているかのよう。
立場の有る人も、そこそこの年齢の人も、ところ構わず自分を出す。
その疑問や質問が、無礼かどうかなど知ったこっちゃない。
自分が知りたいのだから聞く。自分が言いたいのだから言う。
そこには、相手の都合を思いやる意識や、どんな悪事を働いた人に対してでも、基本的最低限の人としての尊重など見当たらない。
ここが、私達の民族性の、一番美しいところだったと思うのだけれども、違ったのでしょうか。
自己解放を始めた人が、一時的に幼い感情をむき出しにする時期はあるけれども、暫くすると収まって来る。
少しの行動が開放されたら、いつしか以前よりも理性的になり、もっと豊かで自由になり、何より言葉数がグンと減る。
少ない言葉で、他を思いやり尊重する気持ちがそこはかとなくにじみ出てくる。
ヒーラーになる人は、ここまで到達したとき、ふと自分が体験したような癒やしの過程を、他者のために使いたいと思う人だ。
そんな人がヒーラーになったら、人を決めつけず人の都合を理解しようと努め、幼い感情にも優しく付き合い、偏った価値観にも寄り添っていく。
「世界中の人々が、自分自身のためのヒーラーになりますように。」
これが、私がヒーリングを続ける理由です。
そして、これが私がヒーラーになった理由です。
誰もがもっと自由に豊かに、そして人としての尊厳を尊重しあえる世の中になるまで、この活動は命の続く限り続けて行きます。
合掌。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
スピリチュアルスクール ベーシッククラス
『フルフィルヒーリング』
エネルギーを感じ分け、オーラいっぱいにエネルギーを満たす方法
世界中の人々が、自分自身のヒーラーになるための第一歩を、一緒に始めましょう!
その歩みは、まずは自分から。
年内の最終回です。お見逃しなく!
<東京開催>
■ベーシック1:11月26日(日)〜自分自身のヒーラーになる〜
会場:上用賀フムアルフート
http://www.fumalhut.com/seminar/fulfill_seminar/basic.html
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
■フムアルフートブログ『上用賀便り』 http://d.hatena.ne.jp/kamiyogadayori/
スクール/ワークショップ情報と寺尾夫美子の自由日記
■「フムアルフートスピリチュアルスクール便り」
アシスタントチームが綴るブログ始まりました。
http://ameblo.jp/fah-spiritualschool/
■寺尾夫美子の著書 http://www.fumalhut.com/books/index.html
「オーラレッスン」〜魂の目的を生きる
■フムアルフート 寺尾夫美子 公式サイト http://www.fumalhut.com/index.html