日一日と明るくなる陽射しの中で、春が近づく気配を感じる。
その陽射しが、単に春への歩みだけでないことに気付く人が多いのではないだろうか。
地表の現象は、破壊への道を真っ直ぐに進んでいるかのような景色が続くが、新しい創造も同時に起こっている。
それは、発見や活動の開始、志を同じくする人達のギャザリング、そして私達の心の中に芽生える成長への思いとして。
明るい陽射しに包まれ、光を受け取り、自分を呼吸すれば、魂が求める道が指し示される。
それを私達は、新しい興味や希望として心に覚える。
思いついたことを全部やってみよう。
それをやるとどうなるのか？・・・と、個人セッションに来られた人達から繰り返し問われた言葉が思い出されるが、今も人々はそうだろうか？
おそらくきっと、それを考えるよりも、まずやってみようと、そんな思いの方が強くなって来ているのではないか。
今の光を浴びて、それでも思考の世界に留まることはかなり難しい。
留まれなくもないが、著しくエネルギーを消耗する。
気がつくと、考え巡らせることに疲れ、ある意味諦めて、取りあえず動いてみようか・・と、意識も変わってきているのではないか。
そのくらい、今の光は前に進ませる。
例えそれが、実現不可能な絵空事に思えても、それがそうなら動いてみれば分かる。
分かればまた新しい選択をする、そしてまた動く。
あれがダメ、これがダメ、でもいつか「これが良い」に辿り着くから。
無駄な選択肢は早々に片付けて、確かな未来を見据えたい。
心の変容は実態が掴めない。
ある程度進んだところで、自分の言動が以前と違っていることに自分が驚くような、知らず知らずのうちに緩やかに変わって行く。
前はこれ、今はこっちと、違いがハッキリとするものでもない。
時の流れの中で、時間に左右されず、あるときはあっという間に、あるときはたくさんの体験を経て。
それが個々の時間の違い。
時間を進む速度は、その人が持つ波動とシンクロする。
その時のそのものへの思いとシンクロする。
あることには直ぐに、あることには時間をかけて。
人それぞれの時間の生き方、物事一つひとつのエネルギーと質量の違いで、私達は光になって行く。
合掌。
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