大きな出来事があると、その意味を問う。
何故、そんな大きな試練がもたらされたのですかと。
すると、『その後、人々の成すことが、それが贈られた理由だ』とメッセージに教えられる。
確かに、人の人生には、その大きな体験がなければ、今の自分はないと思わせるような出来事がしばしば訪れる。
その体験が来たときに、人は驚き、おびえ、怒りすら覚える。
とても乗り越えられないと感じる。
むしろ、乗り越えたくもないと考える。
あまりに理不尽な出来事には、ただただ天を恨み、人生を呪い、希望も意欲も消え失せて、前を向く力さえなくしてしまう。
でも、人々はどうだろうか?
そんなとてつもない体験にも、次第に元気を取り戻し、ゆっくりと前を向き始める。
いつの間にか、湧き上がる命の力に支えられ、逞しく立ち向かい、そして乗り越えて行く。
人には耐え難い苦しみでも、そんな体験なくして強く逞しくはならないのではないか。
だから、その試練の先にある大きな感動が、天からの贈りものなのだと天が言う。
メッセージは、そんな試練の意味を説いてくる。
そこからどう取り組むのかを教えてくれる。
しかし、人は、まさに今、きつく苦しい体験をしている最中に、それを聞きたがらないように思う。
目の前の困難への怒りが大きければ大きいほど、何を学ぶかなどと、聞きたくもないのが人情だし、何を示唆されているのかなど、見つめたくもない。
だから、天の声が届かないのだろうと思う。
自分の問題を直視し、取り組む志を持った者にしか、聞こえないのだろうと思う。
さて、私は、魂の記憶を思い出したときから、そのような耳に痛いメッセージから逃げないと誓った。
過去生の、たくさんの生き様と死に方を思い出すと、逃げる気など毛頭なくなる。
後悔ばかりの人生と、今がそれをやり直すチャンスだと知りながら、なにを怖じけることがあろうかと思う。
何より、その先に、絵も言えぬ感動があることを知っているから、立ち向かって行くことに喜びさえ覚える。
そろそろ本題に入る。
メッセージを人に伝えるときには、あまりに強烈な表現を避けるようにしている。
このブログでも、やんわりとほのめかすような言い回しを心がけている。
今起こっていることの本当の意味、これから訪れることなど、受け取った通りに言ってしまうと、ときには混乱を招き、恐れを助長させる危険さえある。
恐れのエネルギーを増幅させてしまったのでは、メッセージの意味がない。
多くのチャネラー達が、今の激変の時代を語る。
人それぞれの経験から、どの程度の表現かに違いはあるが、おおよそ核となっていることがなにか感じ取れるように伝えている。
ダイレクトに何がどうとか言うよりも、やんわりと遠回しに伝えているチャネラーが多いのは、そのような理由からだと思う。
だから、何気に書いているかのような言葉のなかからも、感じ取って欲しいと願う。
これからのことは特に、今やるべきことや、やっておくと良いことなど、日常の報告のように書いているから、それぞれの判断で受け取って欲しい。
ただひとつ例を挙げるなら、3.11の直後、 メッセージは、地震どころの騒ぎではないと伝えていた。
私は身をもって西に移動し、 そこまでの状態なのだと伝わることだけを願ってブログに書いた。
このブログを読む人達の、意識のレベルはまちまちだと思う。
どの程度受け止められるか、人それぞれの状況で判断すればいいと思う。
ただ、心から魂の導きを願っていれば、誰にでも受け取れるはずだと信じている。
だからこれからも、日常の報告のように書くことを続ける。
そこから、銘々の未来に役立つと思えることを拾ってくれたら、それでいいと考えている。
皆さんが、魂の選んだ道を、真っ直ぐに歩まれますように。
そして、少しでも多くの気付きと学びを得られますように祈っています。
合掌。
■魂の転生を語る寺尾夫美子の著書
「オーラレッスン」〜魂の目的を生きるために〜 (河出書房新社)
■寺尾夫美子公式サイト フム アル フート「スピリチュアルヒーリング」スクールとセッション
http://www.fumalhut.com/
■フムアルフートブログ『上用賀便り』スクール/ワークショップ情報と寺尾夫美子の自由日記
http://d.hatena.ne.jp/kamiyogadayori/