神の戸が開いたときに、私達は心をひとつにし、多くのことを学んだ。
日々の生き方から、人々との心の交流についてまで、私達の遺伝子に組み込まれている本来の生き方を思い出した。
・・・はずだった。
いつの間にかその学びは忘れ去られ、家中に電化製品が溢れ、街はあざとい光で満たされた。
時間が加速する中、この物質にしがみついた心を洗い流さなければ、魂の記憶は目覚めない。
かくして、私達は再び、幸せと富とが溢れる福の島に戻るために、魂の同意の元、大きな体験を招き入れた。
日本中が、今やっと、心の浄化を遂げて、遺伝子に組み込まれた「和」を取り戻したばかりだ。
一昨日飛び立とうとしていた龍神は、南へ逃げたのではなく、翻って北へ頭を戻した。
一旦南の頭と一つになった後、そこから北へと這い上がるかのように、大地を浄化して頭を北に戻した。
そのとき、それまでのプラスチックで作られたかのような大地が剥がされていき、まるで和紙に描かれたかのような日本に変わった。
どこにも道路がなく、どこにも電線がなく、どこにも虚栄のない日本が現れた。
日本は、とてつもない大きな浄化を終えたのだった。
そして、国をあげて、魂の覚醒を果たしたのだと分かる。
“この学びを決して忘れてはならぬ”
“この知恵を、これから身をもって生きて表していくのだ”
と、龍神が語る。
まだ現実は、事故の終息がいつ、どんなかたちで、成されるのか分からないままの状態だ。
これから私達は、既に思い出した魂の記憶をもとに、人間としてできる限りの努力と精進によってことを終わらせていくだろう。
そして、新しい生き方をする福の島へと、これから大変身をなしていくのだ。
それが、この国に生まれた魂達の同意だから。
*導きは、常に答えを知らされないままにやって来ます。
これをやることは、どんな意味があるのですか? と、人なら誰もが知りたがるでしょう。
私のセッションにいらっしゃる方の多くが、生まれてきた“使命”を知りたいとおっしゃります。
しかし、すべての魂は“生きて見つけなさい”と言います。
私には、自分の心からの選択ではないと思えるような行動に導かれることがしばしば起こります。
そのとき、どうしてこれをするのか、どうしてそこに行くのか、自問自答しても答えが見つからないときがあります。
しかし、導きとは、そうしないわけに行かない、何か揺るぎない引力によってそこに連れて行かれるのです。
そして、この意味はなんなのだろうと、答えを探し続けます。
しかし、いつも分かるのは、すべてが終わった後。
人間とは、始めから「あなたにはこれこれこのような使命があるので、どこどこにいって、何々をしなさい」と言われると、そこに力が入り、いらぬ執着を起こすもの。
そのような一切の人間の煩悩を捨て去ったとき、知らぬ間にお役目をさせていただいているのではないかと思っています。
夕べ祈りのために上に上がり、龍神の姿を見たときも、その意味がオンタイムで分かっていた訳ではありません。
人間の理解に落とし込むまでに、少しの時間が必要です。
祈りの間、一切を手放して無になっている間には、事の次第はただただ見ているだけなのです。
それがどのような意味を持ち、どのようなメッセージなのかを理解するには、しばらく時間をおいて自分に戻り、静かに瞑想をしたときに、やっと全体のストーリーが理解されるのです。
おそらく、ことの解釈を手伝ってくれている導き手は、天の存在よりも下位の存在で、私達に近い波動ゾーンにいるものです。
学校で言うと、家庭教師のような存在でしょうか。
誰もが、自分のしている意味を知りたがりますが、何もせぬ先から「これこれこのような使命がある」と公言する人には以前より疑問を感じていましたが、今回のような大きなメッセージを受け取るにあたり、やはり、導きとはこのようなかたちで成されるものだとハッキリと分かりました。
私の導き手は、以前より、私にメッセージをもたらしているのが誰かなど問うなと言っていました。
私がするのはただ一つ、それが本物の導きであるかどうか、心を綺麗にして、自分を無にして、そして感じ取りなさいと教えられています。
そして、夕べのメッセージによって、すべては一段落したと理解しました。
まだまだ現実面では、注意して過ごさなければならない事故と向き合って行くのですが、15日の夜に見た、ここでは出すことのできなかったメッセージは、一段落したとのことです。
どうぞ、こころ健やかに、そして正しい危機管理をしながら、すべてが終息するまでしっかりと地に足を付けて生きましょう!
合掌。
■魂の転生を語る寺尾夫美子の著書
「オーラレッスン」〜魂の目的を生きるために〜 (河出書房新社)
■寺尾夫美子公式サイト フム アル フート「スピリチュアルヒーリング」スクールとセッション
http://www.fumalhut.com/
■フムアルフートブログ『上用賀便り』スクール/ワークショップ情報と寺尾夫美子の自由日記
http://d.hatena.ne.jp/kamiyogadayori/