年が明けてからずっと、波動上昇の嵐が起こっています。
寄せては返す波のように、私達の日常を繰り返し繰り返し洗い流しています。
地球が光のみとなって次元を上昇するために、光でないものが切り離される作業が続いているのです。
光でないことが、あまりに多すぎて、その浄化作業の真っ直中である今、何もかもが混乱して感じるかも知れません。
光りでないこととは、恐れに起因しているすべてのこと。
心に恐れを抱いている人にとっては、それがどんなものであるのかを知る体験が繰り返されているでしょう。
人に対する恐れを持つ人には、人から拒否されたり否定されたり、嫌われていると感じたり、とても心地よい体験とは言えません。
仕事に対する恐れを持つ人には、作業が滞ったり中断したり、精魂込めてこなしたことがあっさりボツになったり、その報酬が得られなかったり。
生活に対する恐れを持つ人には、明日の見えない立場に一喜一憂したり、不安な情報ばかりが聞こえてきて安心できない日々が続いているかも知れません。
世の中が混沌として、何もかもがまとまりなく、どこに向かっているのかさっぱり検討もつかないとき。しかし、今はただただこの浄化が終わるのを待ちましょう。
どんなことも、今より良くなるために起こっています。
だからこそ、しっかりと心の目で見つめ、そのことを起こした源である「自分自身の心のコア」に辿り着きましょう。
恐れに起因することは、容易に人のせいにすることができます。
人に恐れを抱きながら、その恐れの源を見つめることなく、その体験をもたらしたとみなす相手のせいにする。誰もが当たり前に行っている捉え方です。
人を拒否するその人が悪い、人を嫌う相手が未熟である、自分にこんな思いをさせる人は、みな人としてなっていないとジャッジしてしまうと、ひと心地付いて一時的には終わったかのように見えるでしょう。
しかし、人をジャッジする人は、常に自分をジャッジしており、次第にジャッジしたこと自体が居心地の悪い振動を始めます。すると、もっともっとジャッジする相手を見つけ出し、外に向かってそのエネルギーを放出しなければならなくなります。
次々に相手を変えて、終わることのない恐れのサークルが回り続けるのです。
仕事に恐れを持ちながら、問題が起こったときには仕事を与えた人や会社のせいにし、自分にこんな大変な労働をさせる相手が悪いと、誰もが文句を言うでしょう。
一通り愚痴を述べると少し気が済んで、たとえ同じ労働が繰り返されても、 いつか辞めてやると復讐の日を夢見ながら我慢して働く。
いつになっても労働条件が変わることはなく、そればかりか辞める勇気も覚悟も持てないままに、終わることのない諦めの年月だけが過ぎていくのです。
生活不安を抱える人は、より良くなるための努力をする代わりに、毎日、明日の心配に明け暮れるでしょう。新聞を読んでもニュースを見ても、今よりもっと悪くなる情報にしか繋がらず、身も心も不安一色に塗りつぶされます。
こんな生活を余儀なくさせる国政が悪く、政治家が悪いと怒る。安定した生活をしている人や、お金に困らない毎日を送る人達を、羨んだり、陰口を叩いたり、全部人のせいにすることは簡単です。
しかし、それでいいでしょうか？
何か少しでも良くなったでしょうか？
今、向かっているのは、そのような心地悪い体験を創造する恐れを根っこから解き放ち、豊かで広がりのある光に満ちた世界です。
繰り返す光のウエーブに洗われているのは、私達の心です。
その光に刺激を受け、疑いや怒りとなって現れてきた心をしっかりと見つめましょう。
その奥には、必ず恐れがあり、更にその奥には、満たされない淋しさが留まっています。
私達はすべて繋がっています。
今、お互いが愛であることを確認し合うために、愛でないものを手放そうとしています。心を開いてぶつかれば、どんなことにも必ず解決の糸口が見つかります。
愛を通い合わせるのが、私達が繋がっている理由です。
たとえ今がどんなに困難でも、明るい明日に向かっていることを信じ、不安よりも可能性に、怒りよりも労りへ、互いが同じ心であると信頼することが大切なのです。
この春、いよいよ波動のハーモニーが始まります。
このハーモニーに向かうために、もう少し、光のウエーブが続くでしょう。
志を同じくする人達と、意識レベルの近しい人達と、できるだけ多くの時間を分かち合いましょう。
人の心の真実を見る人になること、人を信頼し、愛の分かち合いを進んで実行すること、可能性を見つめ、明るい明日を生きる決意をすること、いつも軽やかな心でいること。
そして、光の存在としての自分に正直でいること。
それが浄化を助けることとなります。
合掌。
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