地下鉄の乗り換えに、ホームからホームへと繋がるエスカレーターに乗っていると、隣の下り列に乗っていた人とすれ違いました。
不意に、重たいエネルギーがむわ〜っと通り過ぎ、その人のオーラの中にその人以外の存在が入り込んでいるのが分かります。
おそらく肩凝りと慢性的な疲労を感じておられることでしょう。
霊的な障害に見舞われていると、寝付きが悪く眠りも浅くなります。変な夢ばかり見て、熟睡した感じがしません。朝目が覚めても、いつまでも眠気が引かず、なかなかしゃきっと起きられないものです。
首から肩にかけての凝りは慢性的で、背面まで痛みが広がる場合もあります。
深呼吸がしづらく、無意識でいるといつも浅い呼吸になっており、自分を感じる力が低下します。
困るのは感情です。
コントロールが効かず、少しの感情もめいっぱい振り切れてしまい、立ち直るのが困難です。
さてしかし、どんな霊障も、最初に自分ありき。
ネガティブな感情を感じたときに、そのままにして放っておく習慣が、よりネガティブなエネルギーを呼び寄せているのです。
イヤなことがあったときに、気分が悪くなるのは人間ですから当たり前。辛いときに気が沈むのも当たり前です。大切なのは、その問題が起こった原因を見つめ、自分を省みることです。
いつも人のせいにして感情のままに振る舞っていると、心の調整力が育たず、立ち直りたいときにコントロールが効かなくなります。
誰かを悪者にして、自分は悪くないと主張することは、自分を変える必要もなく、ある意味楽ちんです。努力やチャレンジのエネルギーを使わなくていいので、失敗するリスクも生じず、例え今が最悪の人生でもこのままの方が安心なのです。
ネガティブなエネルギーは、気持ちの通じ合う人へと繋がります。
人間は肉体の死によって、その人生に与えられた総ての可能性を手放さなければなりません。
努力もチャレンジも、生きていればこそ使える“変化する力”を使いこなすことによって成されていきます。それが死によってなくなったとき、潔く人生に別れを告げることができれば、すーっと天へ還り、次なる転生の準備に入ります。
地上で彷徨う魂は、その別れに未練を残し執着する心によって天に還れないでいるのです。
そんな魂がやり直したいのは、同じような心の持ち主の同じような考えと行動をする、人生を斜めから見ているかのような人と一緒にチャレンジすること。
しかし、そんな魂に関与されると、残念ながら人間は感情的な影響を受け、できることもできなくなってしまいます。可能性にチャレンジする意欲が減退し、ネガティブな魂のマイナス思考に引っ張られてしまうのです。
この頃意欲が低下したとか、やる気が続かないと感じるとき。また、何をやっても結果がでないまま同じところを繰り返しているように感じろときは、自分という人間が持っている最大のエネルギーを使って、変化する決意をしましょう。
毎日毎日新しい自分になり、勇気を出して前へ進むこと。怖くても自信が無くても、とにかく少しずつでも前へ進むことです。
前向きにチャレンジする人とは気が合わなくなり、取り憑いていた存在も退却します。時には気が済んで天に還って行く場合もあります。
大事なのは、普段から自分の心とエネルギーをより良い状態に保つこと。
栄養バランスの良い食べ物を食べましょう。お水をたっぷりと飲んで、体内の波動をリセットし続けましょう。夜更かしを避け、例え眠りが悪くても、ベッドに入って静かにしていましょう。
生きていれば、朝になると新しいエネルギーがやって来ます。生きていれば昨日の失敗も、今日もう一度やり直すチャンスがあります。
二度と無い“自分”の人生を、毎日毎日新しい気持ちで可能性にチャレンジし続けること。
それがネガティブなエネルギーを引き寄せない方法です。
皆様が、魂の選んだ“自分”の、最大で最高の道を歩みますように。合掌。
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